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秋田県は、全国的にも珍しく県自体が住宅所有者向けのリフォーム補助制度を持ち、申請窓口も市町村役場ではなく県の地域振興局です。ただし秋田市など一部の市は独自の補助制度を並行して実施しており、秋田市公式サイトは自らの制度と県の「秋田県住宅リフォーム推進事業」が併用できないことを明記しています。この記事では、県の制度・市区町村の制度・両者の関係を公式資料で整理します。
秋田県自体の住宅リフォーム補助制度(令和8年度)
秋田県は「令和8年度住宅リフォーム推進事業」として、子育て世帯・移住定住世帯・断熱省エネ改修・防災減災改修の4区分で補助を実施しています。受付期間は令和8年4月1日から令和9年3月12日まで(予算がなくなり次第終了)です。
| 区分 | 補助率・上限額 | 補助対象工事費の下限 |
|---|---|---|
| 子育て世帯(持ち家型) | 補助対象工事費の20%・上限40万円 | 50万円以上 |
| 子育て世帯(中古住宅購入型) | 補助対象工事費の30%・上限60万円 | 50万円以上 |
| 移住・定住世帯(定着回帰型) | 補助対象工事費の20%・上限40万円(18歳以下の子と転入する場合は上限60万円) | 50万円以上 |
| 移住・定住世帯(中古住宅購入型) | 補助対象工事費の30%・上限60万円(18歳以下の子と転入する場合は上限90万円) | 50万円以上 |
| 断熱・省エネ改修(持ち家型) | 補助対象工事費の10%・上限8万円 | 50万円以上 |
| 防災減災改修(持ち家型) | 補助対象工事費の50%・上限8万円 | 10万円以上 |
出典:秋田県「令和8年度住宅リフォーム推進事業について」https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/94314/確認日2026年8月14日
施工者には「都道府県内または市町村内の事業者」という要件があり、県外業者による施工は対象外になります(当サイトの整理です)。子育て世帯・移住定住世帯は過去に本事業を利用した住宅でも上限額に達するまで再度利用できる点も、他の多くの県のリフォーム補助と異なる特徴です。
市区町村の制度一覧(j-reform・各市公式サイトベース)
j-reform(住宅リフォーム推進協議会)の検索では秋田県内で94件がヒットしますが、終了済みの制度も含まれる可能性があるため、令和8年度時点で有効な件数とは断定できません(2026年8月14日確認)。確認できた範囲の市の制度は次のとおりです。
| 市区町村 | 制度名 | 補助額 | 対象工事の傾向 |
|---|---|---|---|
| 秋田市 | 住宅リフォーム支援事業 | 定額5万円(中心市街地活性化プラン区域内は10万円) | 増改築・リフォーム工事全般(工事費50万円以上) |
| 秋田市 | 木造住宅耐震改修等事業 | 制度ごとに個別設定(未確認) | 耐震化 |
| 能代市 | 住宅リフォーム支援事業 | 未確認(j-reform登録のみ確認) | その他リフォーム全般 |
| 能代市 | 木造住宅耐震改修補助事業/耐震診断支援事業 | 未確認 | 耐震化 |
| 横手市 | 介護保険 住宅改修費支給 | 未確認 | バリアフリー化 |
出典:秋田市「住宅リフォーム支援事業」https://www.city.akita.lg.jp/kurashi/sumai/1007487/1007790.html/確認日2026年8月14日、住宅リフォーム推進協議会 j-reform 秋田県検索結果 https://www.j-reform.com/reform-support/joho/advancedSearch/pref=akita/確認日2026年8月14日
能代市・横手市の補助額・対象工事の詳細は、j-reformの検索結果1ページ目で制度名のみ確認できた段階であり、金額までは未確認です。他の市町村も含めた全件確認はしていません。
県の制度と秋田市の制度は併用できない
秋田県内で最も人口の多い秋田市は、自らの「住宅リフォーム支援事業」の実施要綱の中で、県の制度を含む他制度との併用を明確に禁止しています。
国、県および本市の他の補助金の補助対象となる工事に関しては、補助の対象外となります。(中略)【県の制度】・秋田県住宅リフォーム推進事業(秋田県)
つまり、秋田市内で同じ工事に対して県の制度と秋田市の制度の両方を申請することはできません。県と市が別々の予算を持つ独立した補助金であっても、同一工事への重複補助は認められないということです(当サイトの整理です)。工事の種類を明確に分けて、それぞれ別工事として申請すれば両方を使える可能性はありますが、事前に窓口へ確認が必要です。
国の住宅省エネ2026キャンペーンとの併用可否
住宅省エネ2026キャンペーンの公式サイトは、自治体の支援制度について次のように注意書きをしています。
掲載している支援制度であっても、国費が充当されている制度は、本キャンペーンの各事業と併用できません。詳細については、各地方公共団体にお問い合わせください。
秋田県住宅リフォーム推進事業のうち子育て世帯向けメニューは、国の「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を活用していると県公式サイトに明記されています。国費が充当された制度である以上、この区分については住宅省エネ2026キャンペーンの各事業(先進的窓リノベ・給湯省エネ・みらいエコ住宅)との併用可否を個別に窓口で確認する必要があります(当サイトの整理です)。断熱・省エネ改修や防災減災改修など、県単独予算の区分については別途確認が必要です。国と自治体の補助金を併用したい場合の一般的な考え方は併用ルールの記事でも解説しています。
申請窓口はどこか(地域振興局 vs 市役所)
秋田県の制度と市町村の制度とでは、申請窓口がまったく異なります。
| 制度 | 申請窓口 |
|---|---|
| 秋田県住宅リフォーム推進事業 | 住宅所在地を所管する県の地域振興局建築課(8つの地域振興局に分かれる) |
| 秋田市住宅リフォーム支援事業 | 秋田市役所 住宅政策課(本庁舎4階) |
| 能代市・横手市等の制度 | 各市役所の担当課(j-reform上の記載のみ確認、詳細窓口は未確認) |
出典:秋田県「令和8年度住宅リフォーム推進事業について」申請・お問い合わせ先一覧 https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/94314/確認日2026年8月14日
県の制度は市役所ではなく地域振興局が窓口になるため、「市役所に聞けば県の制度も案内される」とは限りません。県の制度を使いたい場合は、まず住宅所在地を所管する地域振興局に問い合わせるのが確実です(当サイトの整理です)。申請の基本的な流れは申請の流れの記事も参考にしてください。
まとめ
秋田県は県自体が全県共通の住宅リフォーム補助制度を持ち、子育て世帯や移住定住世帯を中心に手厚い区分を用意しています。一方で秋田市など一部の市は独自の補助制度を持ち、秋田市の場合は自らの制度と県の制度の併用を明確に禁止しています。申請窓口も県は地域振興局、市は市役所と分かれているため、まず自分の住宅がどちらの制度の対象になるか、そして両方使えるのかを窓口で確認することが重要です(当サイトの整理です)。太陽光発電の補助金もあわせて検討したい場合は、姉妹サイトの秋田県の太陽光補助金の記事も参考になります。
この記事の情報について
本文の引用は、秋田県公式サイト・秋田市公式サイト・住宅リフォーム推進協議会(j-reform)・住宅省エネ2026キャンペーン公式サイトから直接取得したものです。当サイトは施工した立場ではなく、取材や実測に基づく記述は含んでいません。「当サイトの整理です」と書いた箇所は当サイトの解釈であり、公的機関の見解ではありません。
- 秋田県「令和8年度住宅リフォーム推進事業について」pref.akita.lg.jp/確認日 2026年8月14日
- 秋田県「秋田県住宅整備関連補助・支援制度一覧(令和8年度)」pref.akita.lg.jp/確認日 2026年8月14日
- 秋田市「住宅リフォーム支援事業」city.akita.lg.jp(併用不可の記載を含む)/確認日 2026年8月14日
- 住宅リフォーム推進協議会 地方公共団体における住宅リフォーム支援制度検索サイト(秋田県)j-reform.com/確認日 2026年8月14日
- 住宅省エネ2026キャンペーン公式サイトjutaku-shoene2026.mlit.go.jp/確認日 2026年8月14日
確認していない範囲:能代市・横手市など秋田市以外の市町村の補助額・対象工事・申請期間・国費充当の有無は、j-reformの検索結果1ページ目で制度名を確認した段階にとどまり、各市公式サイトでの個別確認はしていません。県内25市町村全件の確認、および子育て世帯以外の区分における国費充当の有無も未確認です。制度は年度途中で予算に達し次第終了する場合があるため、申請前に必ず各窓口で最新の受付状況をご確認ください。本記事は情報提供を目的としたもので、補助金の交付を保証するものではありません。
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