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神奈川県の既存住宅省エネ改修事業費補助金は、窓(玄関ドア等含む)の改修が必須条件で、壁・天井・床は任意という組み立てになっています。上限は補助対象経費の3分の1または15万円のいずれか低い額で、交付決定の前に着工すると補助金を受け取れません。審査には通常2か月ほどかかり、予算額に達すると締切日の申請の中から抽選が行われることもあります。この記事では、神奈川県の制度と、着工タイミングの注意点を整理します。
窓の改修が必須、壁・天井・床は任意
神奈川県公式サイトには、補助対象となる改修箇所について次のように記載されています。
改修箇所 要件 補助対象経費 補助上限額 窓(玄関ドア等含む) 必ず改修(注意) 材料費及び労務費 15万円 壁 任意の改修 天井 任意の改修 床 任意の改修
補助額は「補助対象経費の3分の1または15万円のいずれか低い額」を上限としています。窓を含めずに壁や床だけを改修しても対象にならず、外気に接する窓(玄関ドア等含む)を必ず改修することが条件です(当サイトの整理です)。対象製品は、国補助金の断熱性能基準で登録されている窓・ガラス・断熱材に限られます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助額 | 補助対象経費の1/3または15万円のいずれか低い額 |
| 必須の改修箇所 | 窓(玄関ドア等含む) |
| 任意の改修箇所 | 壁・天井・床 |
| 耐震要件 | 昭和56年6月1日以降に着工、または現行基準に適合する耐震改修済み |
| 申請期間(令和8年度) | 5月11日~10月30日 |
出典:神奈川県公式サイト「令和8年度神奈川県既存住宅省エネ改修事業費補助金」/確認日2026年8月14日。
交付決定前の着工は補助対象外、審査は通常2か月
神奈川県公式サイトは、着工のタイミングについて次のように注意喚起しています。
申請は、必ず事業の着手の2か月以上前に行い、交付決定を受けた後に事業に着手してください。交付決定の前に事業に着手(※)した場合は補助金を交付できません。※事業の着手とは、補助対象に係る改修工事の着手を指します。契約に係る行為については事業の着手にあたりません。
Q&Aでも「不備不足のない申請書類が受理された時点から、通常2か月程で交付決定通知書を送付します」と説明されており、契約自体は着手にあたらないものの、実際の工事着手は交付決定の通知を受けてからでなければなりません(当サイトの整理です)。工事のスケジュールを組む際は、申請から2か月程度の審査期間を見込んでおく必要があります。
予算超過時は「締切日の申請」から抽選
令和8年度は、申請額が予算額に近づくにつれて受付状況がひっ迫し、県公式サイトの新着情報には次のような記載がありました。
予算額に達した時点で複数の申請があった際には、「締切日の申請」を対象として、抽選で「交付対象とする申請」を選定する場合があります。
令和8年度は、5月26日に申請額が予算額の70%に達し、6月8日分までの申請については抽選を行わず全件確認する対応が取られました。申請の受付は基本的に先着順ですが、予算額に達した時点で複数の申請が競合すると、締切日分だけが抽選の対象になるという2段階の仕組みです(当サイトの整理です)。
国・市町村の制度との併用
神奈川県公式サイトのQ&Aでは、併用について次のように回答されています。
Q17.国の補助金と併用できるか。A17.できます。Q18.市町村の補助金と併用できるか。A18.市町村の補助金との併用も可能ですが、市町村の規定で県との併用を認めていない場合がありますので、御利用を検討されている市町村の補助制度の確認をお願いします。
国との併用は明確に可能とされていますが、市町村との併用は市町村側の規定次第という点に注意が必要です(当サイトの整理です)。併用の基本ルールは国と自治体の補助金は併用できるかの記事で解説しています。横浜市など県内市の制度は、住宅リフォーム推進協議会のサイトで232件がヒットします(2026年8月14日確認)。検索結果1ページ目で確認できた横浜市の制度は、マンション耐震改修促進事業、木造住宅耐震診断士派遣事業などです。
| 制度名 | 支援分類 | 工事施工者の要件 |
|---|---|---|
| 横浜市マンション耐震改修促進事業 | 耐震化 | 県内または市内の事業者、その他の要件 |
| 横浜市木造住宅耐震改修促進事業 | 耐震化・省エネルギー化 | その他の要件 |
| ブロック塀等改善事業 | その他 | 県内または市内の事業者 |
出典:住宅リフォーム推進協議会 地方公共団体における住宅リフォーム支援制度検索サイト/確認日2026年8月14日。
申請窓口
県の補助金は神奈川県脱炭素戦略本部室補助金審査事務局が窓口で、持込みによる提出は受け付けず、郵送または電子申請システムのみで受け付けています。市町村の制度は各市町村の担当課が窓口です(当サイトの整理です)。申請の主体や流れについては補助金の申請は誰がするのかの記事も参考にしてください。
まとめ
神奈川県既存住宅省エネ改修事業費補助金は、窓の改修を必須条件とし、上限は補助対象経費の1/3または15万円のいずれか低い額です。交付決定前の着工は補助対象外で、審査には通常2か月かかります。予算超過時は締切日の申請から抽選になることもあります。国との併用は可能ですが、市町村との併用は市町村の規定によります(当サイトの整理です)。
この記事の情報について
本文の引用は、神奈川県公式サイトから直接取得したものです。当サイトは施工した立場ではなく、取材や実測に基づく記述は含んでいません。「当サイトの整理です」と書いた箇所は当サイトの解釈であり、公的機関の見解ではありません。
- 神奈川県 令和8年度神奈川県既存住宅省エネ改修事業費補助金pref.kanagawa.jp(補助額、着工タイミング、Q&A)/確認日 2026年8月14日
- 地方公共団体における住宅リフォーム支援制度検索サイト(住宅リフォーム推進協議会) 神奈川県検索結果j-reform.com/reform-support//確認日 2026年8月14日
- 住宅省エネ2026キャンペーン公式サイト トップページjutaku-shoene2026.mlit.go.jp/確認日 2026年8月14日
確認していない範囲:令和8年度の最終的な予算執行率・抽選の実施有無は、確認時点でのお知らせ欄までの情報です。横浜市以外の県内市町村232件のうち、j-reformの検索結果1ページ目に掲載された制度以外は個別確認していません。実際の制度内容や受付状況は変わることがあるため、申請前に必ず県・市町村の窓口にご確認ください。
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