リフォームのトラブルガイド|相談件数の推移

リフォームのトラブルは、大きく分けると「補助金がらみの失敗」「訪問販売による契約トラブル」「工事内容そのもののトラブル(手抜き工事など)」の3つに整理できます。国民生活センターの統計では、「訪問販売によるリフォーム工事」の相談は2023年度11,879件から2025年度5,544件へ減少する一方、無料点検を口実にした「点検商法」は同じ期間に12,550件から19,696件へ増加しています。このカテゴリでは、それぞれのトラブル類型と、相談できる公的窓口を一次資料の範囲で整理しています。

トラブルの類型は大きく3つ

当サイトが公的資料の範囲で確認できたリフォームのトラブルは、性格の異なる3つに分かれます。

トラブルの類型と対処の起点
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補助金がらみの失敗 着手日の取り違え、予約期限超過による却下 補助金の失敗事例・却下理由
訪問販売による契約トラブル 不安をあおる勧誘、その場での契約 訪問販売とクーリング・オフ
工事内容そのもののトラブル 手抜き工事、仕上がりの不具合 手抜き工事の相談先

出典:住宅省エネ2026キャンペーン公式サイト、国民生活センター公表資料/確認日2026年8月14日

相談件数は「減っているトラブル」と「増えているトラブル」に分かれる

国民生活センターの統計を見ると、すべてのトラブルが同じ方向に動いているわけではありません。

訪問販売によるリフォーム工事の相談件数は、2023年度11,879件、2024年度9,839件、2025年度5,544件。点検商法の相談件数は、2023年度12,550件、2024年度19,249件、2025年度19,696件。

「訪問販売によるリフォーム工事」という名称の相談は3年連続で減少していますが、無料点検を口実にした「点検商法」は3年連続で増加しています。手口としては近い性質を持ちながら、統計上の区分が違う点に注意が必要です(当サイトの整理です)。もう一つの公的統計である住まいるダイヤルの新規相談件数では、リフォーム相談は2015年度9,852件から2024年度11,920件まで、10年間でおおむね増加基調にあります。相談件数の推移そのものはリフォームの相談件数の推移の記事で詳しく扱っています。

公的な相談窓口は主に2つ

トラブルの内容によって、相談先は使い分けることになります。

公的相談窓口の役割
窓口 運営 主な役割
住まいるダイヤル 住宅リフォーム・紛争処理支援センター 建築士資格を持つ相談員による技術的な電話相談、無料の専門家対面相談
消費生活センター等 各地方公共団体(国民生活センターが一覧を案内) 契約・訪問販売など消費者トラブル全般の相談

出典:住まいるダイヤル公式サイト、国民生活センター公式サイト/確認日2026年8月14日

手抜き工事など技術的な内容を疑う場合は住まいるダイヤル、訪問販売の契約や書面のトラブルは消費生活センター等が起点になります(当サイトの整理です)。特定の業者名を挙げた評価やランキングは、当サイトでは行いません。窓口の使い分けの詳細は手抜き工事を見つけたらの記事にまとめています。訪問販売でリフォーム契約をした場合のクーリング・オフの期間(8日間)については訪問販売の記事で扱っています。外壁塗装を検討している場合の訪問販売の手口は外壁塗装の訪問販売の記事で、太陽光発電・蓄電池の訪問販売トラブルは姉妹サイトのソーラー資料室の訪問販売の記事で確認できます。

この記事の情報について

本文の相談件数・窓口の説明は、国民生活センターおよび住まいるダイヤル(住宅リフォーム・紛争処理支援センター)の公式資料から直接確認したものです。当サイトは施工した立場ではなく、取材や実測に基づく記述は含んでいません。「当サイトの整理です」と書いた箇所は当サイトの解釈であり、公的機関の見解ではありません。

確認していない範囲:個々のトラブルの発生件数のうち、リフォーム工事だけに絞った全国の総数は、統計の区分の都合上、正確には特定できていません。手抜き工事などの技術的なトラブルが実際にどの程度発生しているかを示す網羅的な公的統計は見つかりませんでした。実際のトラブル相談は、内容に応じて上記いずれかの窓口に直接お問い合わせください。